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大阪漫遊記(池田市内駅近辺)編 [徒然]

4回に渡ってご紹介させていただいた池田市編も今回が最終回です。駅近くにも
興味深い所がありました。駅を北に向かうと味のある商店街があり、そこを抜けると栄町。

今や日本全国に造り酒屋があり地酒ブームで日本酒も盛り返しつつありますが、大阪の
地酒というとピンとこないかも知れません。近くに酒処の神戸灘や京都伏見がありそちら
の酒が入ってくる立地条件もあると思います。でも大阪のここ池田には大阪屈指の有名
な地酒「呉春」があります。
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立派な酒蔵から日本酒のいい香りが漂ってきます。この場にずっと留まっていたい感じです。
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そしてその通りのすぐ近くにあるのが「落語ミュージアム」です。ここ池田は上方古典落語の
「池田の猪買い」や「池田の牛ほめ」の舞台にもなっていて、寄席小屋もある土地柄です。
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小さな施設ですが、中には演台や昔の楽屋が再現されています。
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以前にも書いたと思いますが、上方落語と江戸落語の違いは演目にも違いがありますが、
何より道具の違いが大きいですね。扇子と手ぬぐいだけの江戸落語に対して、上方落語では
演者の前に見台、膝隠しがあり、また場面転換などで使われる小拍子が使われています。
講談では上方でも江戸でもこの3点セットは使用されます。そして上方落語では「はめもの」と
いって噺の中に三味線や太鼓や笛の鳴り物が入ることもあります。また江戸落語には前座、
二つ目、真打といった真打制度がありますが、上方落語にはそれがなく代わりにあるのが、
香盤(上方落語協会の内規)が真打制度の代替として存在します。上方落語でいう前座は
単なる出演順序に過ぎません。そして以外と知られていないのが、今日では普通に使用されて
いる、演者の名前を書いた名ビラやそれを掲げておく台のメクリは明治時代まで、出囃子は
昭和初期まで、上方の寄席でしか使用されていなかったそうです。
2Fには落語にまつわる書籍やCD、DVDが置いてあり、その場で見たり聞いたりする事が
できます。入場無料ですので落語好きには1日居ても楽しめそうです。
ここにも覗き看板が・・・。「池田の猪買い」の場面。顔を出して写真を撮りたいのですが一人
ではどうしようもありません。(50のオッサンが通りがかりの人にお頼みする事もできませんし)
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いろいろと見どころ満載の池田でした。次は何処に出没しましょうか?アド街ック天国[ひらめき]
これにて御免[exclamation][ダッシュ(走り出すさま)]

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nice!(32)  コメント(7) 
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コメント 7

獏

お早う御座います☆
呉春 何故か知っています(^^)
呑んだかどうかは定かで無いのですが。。。

by 獏 (2014-06-18 06:20) 

ソニックマイヅル

おはようございます。呉春は大阪でアルバイトしていた頃居酒屋さんでよく飲んでいました。^^;
by ソニックマイヅル (2014-06-18 10:07) 

yukimin1119

顔だしに・・・顔欲しかったですね♪(*^。^*)
by yukimin1119 (2014-06-18 15:15) 

ひでほ

レトロな看板・・・いい味出していますね。
by ひでほ (2014-06-18 16:09) 

kazumin

顔だし見たかったですね~(~_~)
落語ミュージアム・・色んな所がありますね~!
by kazumin (2014-06-18 20:40) 

美美

石橋、池田と隣町に住んでいたのに全く知らないことばかりでした^^;
by 美美 (2014-06-18 23:37) 

YUTAじい

作り酒屋さんも大変そうですね・・・日本酒の伝統守って欲しいです。
by YUTAじい (2014-06-20 09:30) 

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