無事終幕

申し訳ございません。前に予告していた大阪探訪（玉造編）は次回にまた報告いたします。
話は昨日の日曜日に行われました講談南陵塾発表会のお話しをさせていただきます。
大雨にも関わらずたくさんの方に足をお運びいただきありがとうございました。塾生の内
９人が出演し、約３時間の長丁場にも途中お帰りになるお客様もなく無事終幕しました。

私めはと申し上げますと、９人中一番の新人入門のためなんとＴＯＰバッターとしての出番。
図太いと言うかドあつかましいと言うか緊張はあまりしませんでした。これはやっぱり学生の
頃にやっていた吹奏楽で、大勢の前で演じる事に慣れていたせいかも知れません。
他の出演された皆さんは和装での出演でしたが、まだ入門２ヶ月足らずの私は和装の用意
がありませんでしたので、サラリーマンの正装ネクタイ姿での出演となりました。

緊張はしませんでしたが結果はどうだったか気になる所です。舞台終了後お客様も交えて
懇親会が開かれました。そこでの評判はお世辞だとは思いますが、「迫力があって良かった」
とか「戦場の臨場感が伝わった」とかお褒めの言葉をたくさん頂き本当に嬉しかったです。

次回は７月６日に発表会の開催が決まりました。新しいネタをまた修得すべく頑張りたいと
思います。そして紋付袴の用意もしなければと思っています。南米大河で１９９００円で売って
いたのでそれで十分でしょう。今回のネタは約５分の修羅場読みの一節だけでしたが、
次回はもう少し長いお話になると思います。今から師匠からどんなネタを渡されるのか
ワクワクしています。身体の状態は悪いですが口はまだまだ達者なようですので、
これからも楽しんで講談を続けて行きたいと思っています。

これにて御免

Ｐ．Ｓ．　　上機嫌で家に帰ってくると、我がタイガースは大敗オマケに福留、西岡の守備での
　　　　　　失態で西岡が怪我で離脱という有り様。上本、坂と控えはいるがやっぱり心もとない
　　　　　　です。どうなるタイガース？

頑張れ阪神タイガース

大阪探訪（森之宮～玉造）編

明日講談塾の発表会で練習もしなければいけないところですが、気分転換のため
少しだけ出かけました。まずは地下鉄中央線、またはＪＲ環状線で森之宮へ出ました。

この森之宮から南へ向って1駅、玉造までのブラリ散歩です。

森之宮は大阪城の南東の位置にあります。大坂城に行くにはこの駅が便利です。
もと大坂城の東側に森が広がっており、難波大社が鎮座されてあることから難波森
（なにわのもり）とも呼ばれたが、598年に新羅より持ち帰ったカササギをこの森で飼育した
ことから鵲森（かささぎのもり）と呼ばれるようになった。同じ頃、聖徳太子が用明天皇を祀る
鵲森宮を当地に造営し、この神社の通称である森之宮になったという事です。

この地へ向ったのは理由があります。それはブログでいつもお世話になっているくにちゃんさん
が入選した大人の塗り絵展を見学に行くためです。森之宮駅から南に向って少し、みなさんも
一度は使った事があると思います。クレパスや色鉛筆、絵の具にクーピーペンシルで有名な
サクラクレパスのビルです。

朝一番で行ったのでまだ私だけの貸切状態でした。ゆっくり館内を見学。

くにちゃんさんの作品発見独創的な作品なのですぐに見つけましたよ。

花鳥風月編「シャガとナデシコにカワセミ」

前回の入賞の時も見に行きましたが、今回の入賞作も他の作品と違って独創的で不思議な
感じがしました。色弱の私が塗り絵の事を語る事はおこがましいですが、クレパスと水彩絵具
を使ったこの作品。このラメの部分をどのようにされたのでしょうか？

小１時間ゆっくりと芸術に浸っていい時間を過ごす事ができました。くにちゃんさん次も期待
しています。

さらに玉造を目指し南下して行きます。このあたりは戦時中の軍用工場地帯だったので
今でも大手企業の工場や本社ビルが数多くあります。先のサクラクレパスもそうですが、
大阪本社のこのメーカーも工場と共にあります。「森下仁丹」です。

今やフリスクやらミンティアやらタブレットが流行っていますが、昔はこの仁丹が高級品でした。
そして大手企業をもう一軒。「京セラソリューション」があります。

ここは元「コピーのミタ」で有名だった三田工業の本社があった所です。京セラに吸収合併され
今は京セラのコピー機部門として勢力を拡げています。
大きい道路を挟んだ向い側に大きな古い銭湯がありました。昔は工員さんたちが仕事終わりの
汗をここで流して帰ったのでしょう。

次回は玉造の街を紹介します。乞うご期待を

これにて御免

Ｐ．Ｓ．　　プロ野球開幕しかし開幕戦から我がタイガースは大失態。能見のチキンハートはまだ改善されていなかったのか？それともジャイアンツが強すぎるのか。５球団で力を合わせジャイアンツをぶっ壊そうじゃありませんか。ＳＨＩＴ

Ｐ．Ｓ．のＰ．Ｓ．　今日は勝ったど～っ





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体調不良につき近所探訪

最近体調がすこぶる悪く、左手の震え、歩くと３００ｍ毎に躓き、ふらつきや目眩と
ちょっと遠出するのは不安なので連休はほとんど家で休養。リハビリのためと近所に
散歩に出かける程度でした。今回出かけたのはわが街守口市のお隣の門真市です。
守口同様パナソニックの工場が多くあり、大阪の人間は免許試験場があるので一度は
訪れた事がある街だと思います。その中で私が向ったのは超有名企業です。
マニアの方ならこの会社の名前を知らない方はいないでしょう。フィギュアや模型の
会社「海洋堂」です。超リアルな商品は海外での評判も高く、お菓子の
オマケや雑誌の付録で皆さんも一度は目にした事があると思います。
本社がここ門真市ですが、発祥は守口市です。

門の上には巨大なトリケラトプスがお出迎えです。

残念ながら中には博物館のような商品のディスプレイや工場もあるのですが、入場見学は
できません。入り口には大魔神がお出迎えしてくれています。（反射ガラスで写りませんが）

大魔神ってわかりますよね？元投手の佐々木じゃないですよ。これです。

街をブラブラ歩いているとアチコチにのぼりが立っていました。３月３１日に近所の小学校で
相撲の門真巡業があるみたいです。

先日の大阪場所では鶴竜が優勝し横綱昇進するそうですが、３横綱がみんなモンゴル人
というのは面白くないですね。日本人力士の奮起を期待します。

３日間の休養で体調も随分良くなりました。今度の日曜日はいよいよ講談塾の発表会です。
緊張もしていますがワクワク感の方が大きいかも。頑張ります。よって来週は探訪シリーズ
はお休みですが、再来週はお彼岸に行けなかったお墓参りのついでに桜を見に行こうと
思っています。その模様はまた後日。

これにて御免

速報ＯＶＥＲ４５のためのＦＭ局ＦＭＣＯＣＯＬＯ７６５が４月１日からｒａｄｉｋｏ．ｊｐで日本全国聴く事が出来るようになります。関西圏以外は月３２４円のプレミアム会員になる必要がありますが、７０’ｓ、８０’ｓを目一杯楽しめるＦＭ局です。

Ｐ．Ｓ．　日曜日に行われた大阪市長選挙。この大儀なき選挙は予想通りの最低投票率
　　　　　２３．５９％、しかも８％は白紙や抗議票の無効票だった。この冷めた民意は橋下
　　　　　への不信任である。投票への行ったのは橋下支持の無知人間ばかりで、賢明な市民
　　　　　の判断といえるであろう。しかし橋下は得票数が過去の市長より多かったと不信任
　　　　　を認めていない。大阪の財政危機は確かに深刻な問題である。この問題解決のため
　　　　　の大阪都構想を訴えているが具体的数字も信憑性に欠ける。今まで橋下がやってきた
　　　　　市政は大阪文化の崩壊させる財政緊縮でしかない。（文楽の援助金の粛清や大阪市
　　　　　音楽団の民営化は脳が筋肉で出来ている橋下には文化が理解できないのだろう。）
　　　　　肝心の府市の二重行政の改革や、公務員削減などの本丸には何一つ実行されて
　　　　　いない。虚空の大阪維新の会など今や不要なのだと私は強く訴える。

鶴竜優勝記念としてこの一曲

スイマセン訪問は帰宅後に

寒の戻り

春の風　いままだ早しと　蕾閉じ

せっかくの連休ですが寒の戻りで寒いですね。せっかく膨らみかけた桜の蕾も再び固く閉じて
しまった事でしょう。暑さ寒さも彼岸までと言いますが、以降寒い日が来ないことを願います。
この後いろいろ書いていたんですが、再びインターネットエクスプローラーの不具合からか
Ｓｏ－ｎｅｔがダウン。

もう嫌っ

復活する気力もないので　　これにて御免

つい今しがたＦＭＣＯＣＯＬＯで流れていたので懐かしく

秋桜講釈会

１５日（土）に貝塚に行った本来の目的、旭堂南陵一門会「秋桜講釈会」の報告です。
貝塚市駅から水間鉄道で１駅「貝塚市役所前」までＧＯ

水間鉄道は南海貝塚駅から水間観音までの５，５ｋｍを結ぶ単線の鉄道です。以前は独立企業
でしたが２００６年破綻。筆頭株主の南海電車が引き継ぐと思われましたが、外食チェーンの
グルメ杵屋が支援。新生会社として再スタート。今も地域の足として頑張っています。
わずか３分ぐらいで到着。貝塚市役所はわが街守口より税収が低いくせに立派な建物です。

すぐそばの貝塚コスモスシアターが会場です。春なのに秋桜講釈会と言う名はこのホールの
名前からきています。これも無駄な公共事業といっても過言ではないと思います。人口の
それほど多くないこの貝塚にしては立派過ぎる建物です。

貝塚市のゆるキャラ「つげさん」が出迎えてくれました。

貝塚市の特産工芸品のつげ櫛がモチーフになっています。ゆるキャラグランプリでは全国で
１５８０体中５３６位、大阪６４体中２４位とまだまだ知名度は低いですがカワイイやつです。

そして講談会の報告です。出演順にご紹介します。
前座として上がったのは「旭堂南春」さんです。

ご覧のとおり異国の方です。日本の歴史に興味を持ちアメリカより来日。何の縁か講談と
出会い南陵師匠に師事してまだ１年。完全な日本語ではありませんが、講談の基本修羅場読み
の演題「三方が原の物見」。戦場の様子を談ずる修羅場読みは、武具馬具武器など難しい
日本語のオンパレード。力強くそしてハッキリと演じておられました。
続いては「旭堂南照」さん。大阪のかわいらしいオバちゃんといった感じです。

演題は「徂徠（そらい）豆腐」。話の内容はウィキペディアでhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8D%BB%E7%94%9F%E5%BE%82%E5%BE%A0情けは人の為ならずの人情話です。
中入り前最後は「旭堂みなみ」さん。元漫才師からの転身という経歴。
だからしゃべくりは逸品です。

演題は「甚五郎と弟子」左甚五郎のネタは数多くありますが、みなみさんは甚五郎ネタを十八番
にされています。この話は世間の評判で天狗になった甚五郎の弟子が師匠の毒殺を企てます。
甚五郎はその弟子の作った獅子に手直しを入れたところ、突然動き出し弟子が師匠に出した
毒入り饅頭を踏み潰します。弟子は少しの手直しでその獅子が一変した事に恐れ、師匠に詫び
それからは改心し修行に励んだという話です。
中入り休憩後は「旭堂南陽」さん。大きな体格からくる迫力ある講談が魅力
の方で、英語、スペイン語、ポルトガル語、ドイツ語、スウェーデン語、ノルウェー語、中国語を
操る逸材です。

演題は「岩見重太郎のヒヒ退治」岩見重太郎という人は安土桃山時代から江戸前期にかけて
活躍した武芸者。剣の達人として名高く，豊臣秀吉につかえたが，1615年の大坂夏の陣に
おいて，伊達政宗の家臣片倉重綱の軍勢と戦い，河内の道明寺で討死したことで有名です。
強い事で有名だったためいろいろな逸話が残っていてこの話もその一つです。一つの村の神社
では年に一度若い娘をいけにえに差し出す風習があるという。重太郎はそのいけにえとなった
村長の娘を守るために名乗りでた。見守っていると出てきたのは妖ヒヒ。その退治風景を力強く
談じるのは南陽さんならではでした。
トリはもちろん「旭堂南陵」師匠。

演題は曽我物語から「朝比奈と五郎の力比べ」曽我五郎時致と朝比奈三郎義秀が鎧(よろい)
の草摺を引き合って力比べをした故事。浄瑠璃・歌舞伎などに脚色され、特に歌舞伎舞踊の
長唄「正札附根元草摺(しょうふだつきこんげんくさずり)」が有名な一席です。
師匠の巧妙な力比べの駆け引きの語りはつい引きこまれてしまいます。

まだまだ講談は落語ほど世間から認知されてはいませんが、機会がありましたら一度足を
運んで生の講談をお聞き下さい。

これにて御免