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姫路・播州赤穂漫遊記(播州赤穂編) [旅行]

書写ロープウェイを降り再びバスで姫路へ戻ったのがもう13時を過ぎたお昼過ぎ、
お腹も空いてきましたので何か姫路名物でもと思いましたが、JR赤穂線の次の
電車まで30分しかありません。探す間もなく「なか卯」で親子丼とすだちおろしうどん小
で済まし、播州赤穂へと向いました。JRも黒田官兵衛便乗です。
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約30分で播州赤穂駅到着です。
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駅前には早くも大石内蔵助像がお出迎えです。
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赤穂城址に向います。その道中も赤穂浪士所縁の場所が数々あります。
「息継ぎ井戸」早かごで主君刃傷の凶報を持って江戸より駆けつけた際、
この井戸で一息ついて城内へ入ったと言われています。日本三大上水道の一つ赤穂藩上水道
の給水井戸です。
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その横にはからくり時計があります。1時間毎にからくりが動くそうですが、残念ながらタイミング
合わず見ることはできませんでした。
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次に向ったのが「花岳寺」です。浅野家の菩提寺として天保2年(1645)に建立。
歴代の赤穂藩主の他47義士の墓碑がある曹洞宗のお寺さんです。開山は秀巌龍田大和尚。
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境内に入ってまず目に付くのが「鳴らずの鐘」です。赤穂藩民衆が、義士の死を悲しみ花岳寺
に集まり、この鐘をつきにつき、つきすぎたために鳴らなくなった。と伝えられています。
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休憩所に展示しているのが初代「大石なごりの松」です。赤穂を去る内蔵助が
その樹の下で名ごりをおしんだ。と伝わります。今は2代目が境内に立っています。
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本堂・報恩堂は千躰の観音菩薩をはじめ青面金剛菩薩などの諸尊像を安置し、「千手観音」が
守り本尊として安置されています。
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仏像は写真NGですが、この本堂のもう一つの見どころは天井に描かれた「天井の大額」です。
この「竹に虎」はもともと五月節句の幟(のぼり)として描かれた絵です。安政元年寅年に、
赤穂の絵師、法橋義信(ほっきょうよしのぶ)が65才の時描きました。迫力満点です。
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赤穂城址に向います。天守は残っておらず広い公園のようになっています。
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天守は大きかったようです。地面に間取りがわかるように印がされています。
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城址内に大石邸と大石神社があります。大石邸長屋門です。
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赤穂大石神社は菅原道真公を奉る天満宮ですが、ご祭神は大石内蔵助良雄
以下四十七義士命と中折の烈士萱野三平命を主神とし、浅野長直・長友・長矩の三代の城主と、
その後の藩主森家の先祖で本能寺の変に散った森蘭丸ら七代の武将を合祀しています。
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参道には義士像が並んでいます。
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忠臣蔵・赤穂浪士はストーリーはさすがに知っていますが、47義士はほとんど知りません。
講談師川柳に「冬は義士 夏はおばけで メシを喰い」というのがあります。ちょっと勉強
しなければなりません。大石内蔵助  
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大石主税
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堀部安兵衛
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ぐらいはわかります。境内にも大石内蔵助の像がありました。駅前のも含めて3体目です。
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改めて赤穂の街は義士の街だなぁと実感しました。赤穂浪士の気分で帰路に着きました。
途中お土産を買い駅に近づくと、地方都市ならではのスナックビルが。赤穂浪士もオネエちゃん
相手に酒を飲みたかったでしょうね。
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この日の青春18きっぷ(11850円)の消費は、
大阪~姫路1490円、姫路~播州赤穂580円、播州赤穂~大阪2270円、計4340円でした。
あと4日分。楽勝で元は取れそうです。
これにて御免[exclamation][ダッシュ(走り出すさま)]


P.S.  播州赤穂のお土産は例によってクリアファイル、47義士ゆるキャラバージョン(250円)と、
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      播州赤穂名物「塩味饅頭」です。中のこしあんが少し塩味で微妙においしい。でもこの大きさ
      で6個620円はちょっとボッタクリか。
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いよいよ明日より信州長野、松代・上田の旅に出ます。よってブログは1週間お休みになりますのでご了承下さい。旅の報告はまた来週より報告いたします。
代行バス運転により日本海迂回ルートは避けられそうです。ちょっとは楽になります。[手(チョキ)]



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姫路・播州赤穂漫遊記(書寫山円教寺編・本編) [旅行]

書寫山円教寺、なぜこのお寺さんに行こうかと思い立ったのか。それは黒田官兵衛所縁のお寺さん
である事もそうですが、ここの開山堂にある彫り物が左甚五郎作のものでいわくつきだからです。
開創健保3年(966)、開山・性空の天台宗のお寺さんです。志納所で入山料500円を支払い
いよいよ入山です。
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開山以来大きな災害や戦火もなく、重要な建造物、寺宝が数多く現存します。
すぐに鐘堂が見えます。慈悲(こころ)の鐘というそうです。
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書写山は標高371m、あまり暑さは下と変りませんが、いい風が吹いています。
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ここから先に紹介した西国三十三箇所巡礼の道へ。道中異様な巨大キノコ発見。
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仁王門到着。いよいよ円教寺(えんぎょうじと読みます)へ。
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長い山道を抜けるとまず壽量院があります。後白河法皇がここに七日間こもって観世音菩薩の
加護を願われた。と言われています。(国指定重要文化財)
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もう少し歩くと円教寺会館(宿坊)です。姫路市の小学校の林間学校はここに泊まるそうです。
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さらに奥へしばらく行くと本堂・西国経納所摩尼殿です。ご本尊・如意輪観音像は秘仏で1月18日
に開扉されます。
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すぐ側に阿弥陀如来坐像が鎮座されています。
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さらに奥へ。奥の院を目指します。3つのお堂からなる奥の院。常行堂に食堂(宝物館)、大講堂です。
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特に宝物館は必見で、文殊菩薩像、五大明王、日光、月光菩薩、十二神将など仏像のオンパレード
です。仏像好きにはたまりません。
さらに奥へ。一番奥にあるのが、本日のメインイベントの一つ。左甚五郎の彫刻がある開山堂です。
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火除けのために雲竜に彫られたほぞ。
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そして屋根を支える四隅の力士像。四隅の内の一体が重さに耐えかねて逃げたという逸話があります。
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三体は確認しましたが、肝心の一体が工事中で確認できませんでした。残念[もうやだ~(悲しい顔)]
帰路の途中に見つけたのが小さな不動堂と大黒堂でした。
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一周りするのに3時間。充実した時間を過ごす事ができました。暑い中のウォーキング。水分補給
をしながら次の目的地、播州赤穂に向うためロープウェイ駅へ。上下1本づつのピストン運転の車両
は、一台は黒田官兵衛仕様、もう一台は姫路のゆるキャラしろまるひめ仕様です。
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次回は忠臣蔵、赤穂浪士の里、播州赤穂へと向います。
これにて御免[exclamation][ダッシュ(走り出すさま)]


P.S.  おみやげは書寫山円教寺の手ぬぐいを購入(300円也)
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姫路・播州赤穂漫遊記(書寫山円教寺編・エピローグ) [旅行]

姫路からバスに乗り30分。書写ロープウェイ駅に到着します。さらにロープウェイに乗って
たった4分で書写山上に到着します。詳細は次のブログの本編にてUPしますが、今回は
山上駅すぐにある書寫山円教寺の志納所から仁王門に至るまで、西国三十三箇所の観音様
が並び導いていただけます。三十三体すべてを写真に修められませんでしたが、撮ることの
できた観音様だけ紹介させていただきます。
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様々な観音様がおられました。観世音菩薩はもとより十一面観音、千手観音、馬頭観音、
如意輪観音などの観音様が仁王門までの約1kmを西国巡礼の道として導いていただけます。
帰りに気付いたのですが、この道結構急な上り坂でした。それを全く感じなかったのはやっぱり
観音様のお導きでしょうか。仁王門を入りいよいよ書寫山円教寺の紹介本編です。
これにて御免[exclamation][ダッシュ(走り出すさま)]




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姫路・播州赤穂漫遊記(姫路城編) [旅行]

木曜の定期通院を来週の旅行のため月曜日に変更。今日1日お休みでした。という事で、
ブラッと青春18きっぷを1日分消化し、姫路、播州赤穂に行って来ました。
考えてみるとJR大阪駅に来るのは久しぶりです。グランフロント大阪のオープンや周辺の開発
で駅構内も随分様変わりしていました。
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新快速姫路行き乗車。通勤ラッシュを避けて早くに家を出ましたが座ることが出来ず、1時間6分
で到着。朝から少しお疲れさんです。
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姫路駅から800m、すぐに姫路城です。平成の大改修ももうすぐ終わり、来年の春に全面開業です。
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朝早かったのでまだ観光客もまばらです。堀や石垣は大阪城の方が大きいかも。
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正面大手門から堂々の入城です。
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新しく漆喰で塗られた天守はまさに白鷺城の名にふさわしい美しさです。
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白すぎるのではないかという声もありますが、創建当時もこのように真っ白なお城でした。
真っ白な漆喰は埃や雨によってすぐに黒ずむそうです。前回の改修の時は3年ほどで黒ずんだ
そうです。今回の改修では漆喰に工夫を加え長持ちするようにしたそうですが、PM2.5問題や
黄砂、他環境の変化なのでどれだけこの白さが維持できるかは不透明だそうです。
官兵衛の歴史館という催しがありましたが、入場料と時間の都合でパス。
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城内入城は来年春からなのでそのピークを過ぎた頃もう一度訪れたいと思います。
姫路城は早々に退散し、本日のメインイベント書寫山円教寺へ向います。           続く
これにて御免[exclamation][ダッシュ(走り出すさま)]


姫路城Wikipediaは http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A7%AB%E8%B7%AF%E5%9F%8E
姫路城HP       http://www.city.himeji.lg.jp/guide/castle/



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予定のない休日は涼しい所で読書に限る [読書]

来週の旅行に備え、無駄な出費は避けたいところ。かと言って暑い部屋でエアコンを
入れっぱなしにしておくと電気代もバカになりません。そこで出かけたのはやっぱり図書館です。
うちの近所にある図書館は小さく蔵書も少ないので、大阪市立中央図書館まで出向きました。
(交通費を考えるとエアコン代の方が安いのに・・・)西長堀という所にあります。
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私は文庫になってからしか本を買わないので、どうしても読みたい新刊本があると図書館に
向います。今回の目的はもちろんこの方の本です。
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椎名さんの本に最初に出会ったのはもう何年前の事でしょう?記憶に無いほどずっと昔です。
その椎名さんも69才、このようなタイトルの本を出される年令になられたんですね。いつまでも
パワフルな旅をし、パワフルな作家活動をしていって欲しいと願います。
これにて御免[exclamation][ダッシュ(走り出すさま)]


P.S.   私の尊敬する作家の一人、中島らもさんがお亡くなりになってから早くも10年。
       今週はそのイベントが大阪で行われています。数多くの人に愛されたらもさん、
       10周忌のイベントも盛大に行われています。詳しくは
       http://ramo-nakajima.com/memorial/  



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