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お江戸討ち入り報告Part3 [徒然]

前日の講談14席は意外と厳しく老体に響き、翌日は腰も痛く9:00まで浅草の
安ホテルでウダウダしていました。チェックアウト後、この日の講談伝承の会は
11:00スタート。開口一番は講談会一の美人(と私が思ってる)一龍斎貞鏡さんです。
遅刻するわけにはいきません。
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少しの時間に上野公園を散歩。西郷さんとご対面してきました。おそらく探せば顔ハメ
はあったでしょうが時間がなく断念。
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上野のど真ん中に「上野広小路亭」がありました。
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まだまだお江戸は演芸場が多く羨ましいです。大阪では落語の定席として天満天神繁昌亭、
吉本の花月、松竹の角座ぐらいしか演芸を楽しむ定席がありません。(小さなもので定席で
ない所は数多くありますが・・・)
1時間前の10:00に清澄白河に到着。開場は10:30なので駅からゆっくり歩いていると、
前を大きなスーツケースを引きずって急いで歩いている女性を発見。どこかで見た後姿、
そう貞鏡さんでした。過去3度顔を合わせていますので追いかけ挨拶したところ私のこと
を覚えていてくださり、「堺ではお世話になりました。」とニコリ。惚れてまうやろ~[揺れるハート]
そのまま一緒に行ってもよかったのですが、まだ30分ほど早いので清澄公園に行ってきました。
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別段特に見どころがあるわけでもないただの日本庭園ですが、ここが紀伊国屋文左衛門の
屋敷跡と聞いていたので入りました。しかしどこにも紀伊国屋文左衛門の痕跡もなくガックリ。
時間も頃合いだったので前日と同じく深川江戸資料館へ。この日は16席ありましたが、私は
オフ会のため12席、18:00までの滞在です。
受講生・演目・伝承講師・私の私的評価
一龍斎貞鏡「西行鼓ヶ滝」・旭堂南陵・Δ(まだ自分のものになっていません)
旭堂南舟「名月若松城」・一龍斎貞花・〇(この人ほど実直な講談はないと思う)
神田松之丞「間垣と度々平」・宝井琴調・〇(東京講談の気風のよさが際立った)
神田すず「沢村淀五郎」・一龍斎貞心・Δ(ちょっとこの芝居噺は荷が重かったかも)
旭堂南海「高野長英」・一龍斎貞山・Δ(講談らしい噺だがいかんせんつまらん)
田辺一乃「細川玉女霊名ガラシャ」・宝井琴嶺・〇(興味深い話でした)
神田蘭「曲馬団の女」・宝井琴桜・Δ(前日の紅葉さんと同じく芸風がいやらしい)
一龍斎貞寿「婿引出」・旭堂南左衛門・〇(滑稽な部分の描写が上手)
旭堂南華「隅田川、梅若丸」・宝井琴星・×(芸歴から考えても下手すぎる)
田辺凌鶴「大高源吾」・一龍斎貞水・〇(義士伝の有名な演目だがうまくまとめていた)
旭堂南陽「ベートーベン月光誕生秘話」・宝井琴星・◎(贔屓目だといわれるかも知れないが)
宝井一凜「芝浜」・宝井琴調・Δ(この噺は落語ならではの話。講談では面白さ半減)
とここまで12席を拝聴しました。贔屓目とはいえ流石南陽さん、一番笑いを取っていました。
笑いを求める話芸ではないとはいえ、人に伝え聞かすためには笑いも必要。私は南陽さん
が今日本で一番オモロイ講談師だと思っています。(うまいとは言っていません。)
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この後4席はオフ会のため中入り中に退席。演目は知っているだけに構いませんでした。
旭堂南湖「大岡政談人情さじ加減」・宝井琴調
桃川鶴丸「馬場の大盃」・一龍斎貞花
田辺一邑「神崎与五郎」・一龍斎貞山
神田昌味「二度目の清書」・神田松鯉の4席でした。 
評価はあくまで私の感想ですのであしからず。

18:00に清澄白河を後にし、オフ会に向ったのが上野御徒町。本当に楽しい時間を
過ごさせていただきました。ブロガーとしては失格でしょうが、今回はいろいろ骨を折って
くださったKen_jpさん、獏さんに甘えただただ楽しませていただきました。写真は参加
くださった皆様のブログをご覧ください。
Ken_jpさん、獏さん、Seawind335さん、YUTAじいさん、Aちゃんさん、マコさん、
Sakamonoさん、Kinkinさん、皆さん本当にありがとうございました。また是非お会い
したいと思っています。大阪へお越しの際は是非お声がけ下さい。
その後再び夜行高速バスにて帰阪。体力的にはキツイ強行日程でしたが、とても充実
した2日間でした。自宅へ戻ってすぐに仕事再開。遅れた分を取り戻すべく必死で頑張って
います。
つまらんお土産持参でスイマセンでした。大阪でブームの新喜劇ネタ。座長のすっちーでした。

これにて御免[exclamation][ダッシュ(走り出すさま)]



P.S.    好評[exclamation&question]ジュンちゃんの顔ハメ看板コーナー。[決定]
大阪市交通局の画期的な顔ハメです。

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どこが画期的かって?それは乗務員2人も顔ハメになっています。しかしこれだけでは
画期的とは言えません。その顔ハメ部分は帽子部分にまで至っています。そして・・・。
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紙で作られた帽子が後ろに備え付けられていました。
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