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大坂之陣ウィーク(生國魂神社)5月5日 [講談]

大坂之陣ウィークの記事も今日で最後です。歴史に興味のない方スイマセンでした。
この日は旭堂南陵一門の講談会「真田幸村をたたえる講談会」という催しでした。
場所は谷町9丁目にある生國魂神社で行われました。

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一門の皆さんが大坂之陣の演目をその歴史順に語っていきます。
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ですので南陵先生が大トリではありません。演目順はこの通り。
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私は講談塾の生徒のためボランティアで会場設置のお手伝いもさせていただきました。
この演台も私が設置したんですよ。なかなか様になってるでしょ。
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生國魂神社では流鏑馬神事も行われました。私が会場に入る前、神社の前の公園で子供の
乗馬体験をしていました。
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ですので私はてっきりこの馬たちが流鏑馬に使われる馬たちだと思っていたのですが、
よく考えれば颯爽と走るような敷地もなく、何とも期待外れな木馬での流鏑馬神事でした。
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木馬を回転させては的を射ていくだけのものでガッカリです。勇壮な流鏑馬が見たかったな~[もうやだ~(悲しい顔)]

3日間に渡った大坂之陣ウィークも十分に楽しめたG.Wになりました。6日は酷使した体を休める
ために家でゆっくり読書三昧。7日出勤、8日は定期通院、9日出勤とちぐはぐな生活。休みボケ
も取れぬままでいます。早く社会復帰しなければとあせっております。
これにて御免[exclamation][ダッシュ(走り出すさま)]




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第474回夢浪漫亭おたび寄席 [講談]

堺の街を2時間ほどブラりと散歩しザビエル公園を後に目的地である「堺山之口商店街」へ
向かいました。
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やっぱり千利休の街なんですね。あちこちにのぼりが立っています。
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まだ少し時間があったので商店街をブラブラしていると大きな神社がありました。「開口神社」
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堺の幼稚園教育発祥の地だそうです。
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境内ではフリーマーケットが開かれていました。特に興味をそそられる事もなく時間もきたので
おたび寄席が開かれる商店街内の「奥野晴明堂ホール」へと向かいました。

収容人数100人ぐらいの小さなホールです。
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いずれは私もこんな舞台に立ちたいものです。
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この日の演目は落語と講談二席づつです。
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落語家のお二人は上方落語で、林家愛染(あいそめ)さんは林家染丸師匠のお弟子さんの若手。
桂わかばさんは桂ざこば師匠のお弟子さんでもう中堅といってもいいでしょう。私は落語も好き
ですが、上方落語の桂吉朝師匠がお亡くなりになってから、以降この人といった落語家さんが
おらず寄席からも遠ざかっていました。斜陽の講談界と違い、落語は根強い人気もあり、若手も
どんどん育っています。早く「この人の落語が好きだ!」という落語家さんに出てきてもらいたい
と思います。当日は大入り満員でした。
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帰りは堺駅まで歩き南海電車で帰りました。その方が少し早いですし、ひょっとしたら遭える
かも知れないと思ったからです。残念ながら来たのはノーマルラピートでした。
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4月26日から6月末までの期間限定で赤いラピートが走っています。
その名も「ラピート ネオジオンバージョン」赤い彗星の再来です。コピーもシャアの言葉を使い、
「見せてもらおうか!期間限定のラピートの性能とやらを。」カッコイイ[ぴかぴか(新しい)]
5号車に「ミネバ・ラオ・ザビ」「フル・フロンタル」「アンジェロ・ザウバー」の専用席が設置されて
います。(あまりガンダムに詳しくないのでこの辺はわかりかねますが)
ノーマルラピートが紺色なので鉄人28号に見えますが、同じ仕様でも赤いとシャア専用ザグに
見えるのが不思議です。期間内に一度は遭いたいと思っています。
これにて御免[exclamation][ダッシュ(走り出すさま)]



P.S.  講談になじみのない方、CD付きのこういう本が出ているので1度聞いてみて
      下さい。落語のような大きな笑いはありませんが、へ~、ふ~ん、あはっ、など
      の感激があると思います。新刊は2400円ですが、アマゾンで中古本が安く
      出回っています。
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第111回講談日本一亭南陵会 [講談]

4月18日の金曜日、仕事が終わってすぐにミナミへ向かいました。この日は月1回の
旭堂南陵一門会の日です。塾生になったおかげで一般1500円の所500円にて入場。
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残念ですがミナミ徳徳亭での講演は最後となります。(ビル改装のため)次回からは
ミナミに近いですが四ツ橋での講演となります。ミナミへ出る口実がなくなりまた足が
遠のきます。この日の演目は次のとおりです。
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まず前座は旭堂南春さん。去年10月入門した日本講談会初のアメリカ人講談師です。
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演目は「三方が原の物見」、講談の基本である修羅場読みの一節ですが、
話の舞台は武田信玄軍VS徳川家康軍(織田方)。家康は当初浜松城にて篭城戦と読んで
いたが、武田軍は浜松城を素通りして三方が原台地を通過しようとしたところ、家康は篭城策
から一転三方が原で背後から武田軍を襲う奇襲策に出る。しかし三方が原で物見していた
武田軍は徳川軍を待ち構えて徳川軍は完敗する。この物見の様子を修羅場読みのリズムに
のって力強く演じています。アメリカから来日して7年目。ただでも難しい日本語をマスターし、
さらに時代の専門言葉を演じる事は難しいとは思いますが、努力家の南春さんさすがです。

続いては旭堂南照さん。この方は今私が習っている塾生から入門した方です。
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演目は「那須与(余)一」、この話は有名な源平合戦屋島の戦いの一節なのでご存知の方も
多いと思います。平家側の舟上に掲げられた扇を矢で打ち抜き名を上げた武将です。
講談ではなぜ無名の17,8歳の若い与一に大役の白羽の矢がたったかを面白く語り上げます。
また、実際の矢打ち場面では修羅場読みの迫力ある壇上。南照さんの魅力はやさしい口調と
流暢な語り口。決して力まかせではない修羅場読みは勉強になりました。

続いては旭堂南陽さん。日本語、英語、スペイン語、ポルトガル語、ドイツ語、
スウェーデン語、ノルウェー語、中国語と8ヶ国語を操るインテリ講談師で、アメリカやブラジルなど
世界進出も果たしています。
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演目は「岩見重太郎の狒々退治」、岩見重太郎をご存知の方は少ないと思いますが、父の仇
を探し全国を周り、大人数の仇を相手に後藤又兵衛の力添えを受け見事にあだ討ちを果たした
豪傑です。その恩を返すため大坂の陣で後藤又兵衛に付き、道明寺合戦で徳川方に討たれ
最後を遂げました。この話はその豪傑ぶりを語る逸話で、仇を探す道中に人身御供をする村を
たまたま訪れた重太郎、神仏が人身御供など強要するというのはおかしい話だとその生贄を
守ろうと張り込んでいて出てきたのが狒々の妖怪。重太郎と狒々の一騎打ち、南陽さんの大きな
体からでる迫力は重太郎に乗り移った如く臨場感溢れる講談です。

続いては旭堂小二三さん。女優の顔も持つ女流講談師です。
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演目は「琉球お松」。南陵先生のオリジナルの作品で、大阪の昆布問屋さんのために書き下ろ
された作品です。話は大阪の廻船問屋が昆布を支那の国と取り引きをする、そしてご禁制の品
を持ち帰っては売りさばく悪徳商人。その一方、琉球の人はその間に入り悪い昆布を買い取り
いい昆布を支那の国に流すという仕打ちを受け貧しい生活を強いられていた。琉球から大坂に
きていた女泥棒お松は仕返しをするため大泥棒の一味と結託し、見事大金をせしめて琉球へ
帰るという人情噺です。女性を演じる小二三さんはさすが女優。その艶っぽさに参ってしまいます。

そしてトリは旭堂南陵先生です。演目は「幸助餅」。相撲のタニマチで身上を
潰した幸助さん。おかみさんともう相撲には関わらないと約束をし、おかみさんの実家で商って
いるお餅を売るお餅屋さんを開こうと、おかみさんの伝手を伝ってお金を借りる。しかし幸助さん
お金を預かり帰る途中、贔屓にしていた横綱とバッタリ出会ってしまい、そのお金をすべて使って
しまった。その事を知った近所の家主さんなどが横綱にそのお金を返してもらいに行ったが、
横綱は取り付く島もない。仕方なく近所縁者色々駆け回りやっと開店に取り付けた。開店すると
店は大繁盛。そして十日たったある日、最初にお金を貸してくれた旦那さんと横綱が店にやって
きた。横綱がお金を返さなかったのはこの旦那さんが幸助さんを反省させるためだった。そして
開店以来の大繁盛は横綱が御贔屓筋に宣伝してくれたおかげである事もわかった。幸助さん
は心底反省をし、その後おかみさんと名物となった幸助餅を商っていったという人情噺でした。

全部文章であらすじを書くと面白味を表現できませんが、高座では時に面白い話が入ったりして
十分楽しめる寄席になっています。2時間ライヴを楽しめて1500円。是非一度体験下さい。

これにて御免[exclamation][ダッシュ(走り出すさま)]



P.S.   この後久しぶりにミナミの夜に繰り出しました。ちょっと訳有りのミナミの夜。
      その様子はまた次回。




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無事終幕 [講談]

申し訳ございません。前に予告していた大阪探訪(玉造編)は次回にまた報告いたします。
話は昨日の日曜日に行われました講談南陵塾発表会のお話しをさせていただきます。
大雨にも関わらずたくさんの方に足をお運びいただきありがとうございました。塾生の内
9人が出演し、約3時間の長丁場にも途中お帰りになるお客様もなく無事終幕しました。

私めはと申し上げますと、9人中一番の新人入門のためなんとTOPバッターとしての出番。
図太いと言うかドあつかましいと言うか緊張はあまりしませんでした。これはやっぱり学生の
頃にやっていた吹奏楽で、大勢の前で演じる事に慣れていたせいかも知れません。
他の出演された皆さんは和装での出演でしたが、まだ入門2ヶ月足らずの私は和装の用意
がありませんでしたので、サラリーマンの正装ネクタイ姿での出演となりました。
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緊張はしませんでしたが結果はどうだったか気になる所です。舞台終了後お客様も交えて
懇親会が開かれました。そこでの評判はお世辞だとは思いますが、「迫力があって良かった」
とか「戦場の臨場感が伝わった」とかお褒めの言葉をたくさん頂き本当に嬉しかったです。

次回は7月6日に発表会の開催が決まりました。新しいネタをまた修得すべく頑張りたいと
思います。そして紋付袴の用意もしなければと思っています。南米大河で19900円で売って
いたのでそれで十分でしょう。今回のネタは約5分の修羅場読みの一節だけでしたが、
次回はもう少し長いお話になると思います。今から師匠からどんなネタを渡されるのか
ワクワクしています。身体の状態は悪いですが口はまだまだ達者なようですので、
これからも楽しんで講談を続けて行きたいと思っています。
これにて御免[exclamation][ダッシュ(走り出すさま)]


P.S.  上機嫌で家に帰ってくると、我がタイガースは大敗オマケに福留、西岡の守備での
      失態で西岡が怪我で離脱という有り様。上本、坂と控えはいるがやっぱり心もとない
      です。どうなるタイガース?
頑張れ阪神タイガース[グッド(上向き矢印)][ぴかぴか(新しい)]

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秋桜講釈会 [講談]

15日(土)に貝塚に行った本来の目的、旭堂南陵一門会「秋桜講釈会」の報告です。
貝塚市駅から水間鉄道で1駅「貝塚市役所前」までGO[バス][ダッシュ(走り出すさま)]
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水間鉄道は南海貝塚駅から水間観音までの5,5kmを結ぶ単線の鉄道です。以前は独立企業
でしたが2006年破綻。筆頭株主の南海電車が引き継ぐと思われましたが、外食チェーンの
グルメ杵屋が支援。新生会社として再スタート。今も地域の足として頑張っています。
わずか3分ぐらいで到着。貝塚市役所はわが街守口より税収が低いくせに立派な建物です。
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すぐそばの貝塚コスモスシアターが会場です。春なのに秋桜講釈会と言う名はこのホールの
名前からきています。これも無駄な公共事業といっても過言ではないと思います。人口の
それほど多くないこの貝塚にしては立派過ぎる建物です。
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貝塚市のゆるキャラ「つげさん」が出迎えてくれました。
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貝塚市の特産工芸品のつげ櫛がモチーフになっています。ゆるキャラグランプリでは全国で
1580体中536位、大阪64体中24位とまだまだ知名度は低いですがカワイイやつです。

そして講談会の報告です。出演順にご紹介します。
前座として上がったのは「旭堂南春」さんです。
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ご覧のとおり異国の方です。日本の歴史に興味を持ちアメリカより来日。何の縁か講談と
出会い南陵師匠に師事してまだ1年。完全な日本語ではありませんが、講談の基本修羅場読み
の演題「三方が原の物見」。戦場の様子を談ずる修羅場読みは、武具馬具武器など難しい
日本語のオンパレード。力強くそしてハッキリと演じておられました。
続いては「旭堂南照」さん。大阪のかわいらしいオバちゃんといった感じです。
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演題は「徂徠(そらい)豆腐」。話の内容はウィキペディアでhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8D%BB%E7%94%9F%E5%BE%82%E5%BE%A0情けは人の為ならずの人情話です。
中入り前最後は「旭堂みなみ」さん。元漫才師からの転身という経歴。
だからしゃべくりは逸品です。
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演題は「甚五郎と弟子」左甚五郎のネタは数多くありますが、みなみさんは甚五郎ネタを十八番
にされています。この話は世間の評判で天狗になった甚五郎の弟子が師匠の毒殺を企てます。
甚五郎はその弟子の作った獅子に手直しを入れたところ、突然動き出し弟子が師匠に出した
毒入り饅頭を踏み潰します。弟子は少しの手直しでその獅子が一変した事に恐れ、師匠に詫び
それからは改心し修行に励んだという話です。
中入り休憩後は「旭堂南陽」さん。大きな体格からくる迫力ある講談が魅力
の方で、英語、スペイン語、ポルトガル語、ドイツ語、スウェーデン語、ノルウェー語、中国語を
操る逸材です。
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演題は「岩見重太郎のヒヒ退治」岩見重太郎という人は安土桃山時代から江戸前期にかけて
活躍した武芸者。剣の達人として名高く,豊臣秀吉につかえたが,1615年の大坂夏の陣に
おいて,伊達政宗の家臣片倉重綱の軍勢と戦い,河内の道明寺で討死したことで有名です。
強い事で有名だったためいろいろな逸話が残っていてこの話もその一つです。一つの村の神社
では年に一度若い娘をいけにえに差し出す風習があるという。重太郎はそのいけにえとなった
村長の娘を守るために名乗りでた。見守っていると出てきたのは妖ヒヒ。その退治風景を力強く
談じるのは南陽さんならではでした。
トリはもちろん「旭堂南陵」師匠。
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演題は曽我物語から「朝比奈と五郎の力比べ」曽我五郎時致と朝比奈三郎義秀が鎧(よろい)
の草摺を引き合って力比べをした故事。浄瑠璃・歌舞伎などに脚色され、特に歌舞伎舞踊の
長唄「正札附根元草摺(しょうふだつきこんげんくさずり)」が有名な一席です。
師匠の巧妙な力比べの駆け引きの語りはつい引きこまれてしまいます。

まだまだ講談は落語ほど世間から認知されてはいませんが、機会がありましたら一度足を
運んで生の講談をお聞き下さい。
これにて御免[exclamation][ダッシュ(走り出すさま)]





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