大阪漫遊記（池田市・池田城跡）編

インスタントラーメン発明記念館のゴタゴタを忘れるようにし、この日の第一の目的地
池田城跡へ向いました。

大阪に残る３つの建造物のある城のうちの一つ（大阪城、岸和田城、池田城）です。

池田という地名にも由来しますが、摂津国豊島地区の豪族池田教依により１３３４年に築城され
代々池田氏が城主を勤めました。五月山の南麓の東西に延びる尾根を利用し、西側には崖、
北側には杉ヶ谷川を取り入れ、東、南には堀（最大幅で25.7m、深さ6.5mという大規模なもの）
と土塁を配置し防御効果を高めた畿内でも屈指の規模を誇った城郭として知られています。
永禄11年（1568年）、池田勝正は織田信長に抵抗したが織田軍の攻撃を受け落城しました。
しかし勝正は抵抗したお咎めを受けなかった上に逆に評価され、信長から6万石を賜って家臣
となった珍しい武将です。勝正は信長に摂津三守護の1人に任命され、金ヶ崎の退き口では殿を
務めるなど活躍したが、三好三人衆についた一族の池田知正や荒木村重に池田城から追放される
事となりました。今ＮＨＫの大河ドラマ「軍師官兵衛」で織田に反旗を翻し官兵衛を幽閉したあの
荒木村重です。村重が謀反を起こすに至り有岡城に居城を移し、有岡城が落城した天正８年
（1580年）に池田城も廃城となりました。天守閣はありませんが櫓が復元されています。

小さな天守閣のようですがこれが櫓台です。

五月山へ向う途中に急な階段があり登ったところに西門があります。

門を入ると一面のユリ園、たくさんのユりが満開です。

戦国の世に茶の道が広まります。この城跡にも茶室が建てられていました。

茶室の横には井戸がありました。茶に使ったのか抜け井戸だったかはわかりません。

庭の小さな枯山水に侘び寂びを感じます。

櫓に上ると池田市が一望できます。攻守兼ね備えた城だったことがわかります。

池田城跡を後にし、五月山へと向かいました。その模様はまた次回に。

これにて御免

Ｐ．Ｓ．　ザックジャパンは1回戦敗戦。にわかファンが渋谷の交差点で暴れ、逮捕される場面が
　　　　　ニュースでやっていましたが、まったく以ってバカですね。ゲスの極み私はサッカーに
　　　　　全く興味がなく、日本国の代表だからガンバレという気持ちだけです。それより野球。
　　　　　広島カープどうしたまた鯉のぼりとともに下っていくのか我がタイガースとともに
　　　　　ジャイアンツを叩いて行こうじゃありませんか